幼虫割出し


産卵抗だらけのカワラ材。かなりの幼虫が
出てきそう(^^)
バケツの上に目の細かい網ををセットした
ふるいの上で割出し開始
少し割ると食痕だらけで、直ぐに
初令幼虫出現
カワラ材は柔らかいので手で簡単に崩せます。
知らない内に幼虫が落ちてもふるいの上に
こんな小さな欠片にも幼虫がいるので慎重に
細かくしていきます。
取り出した幼虫は数頭ずつ噛み合わない様に
カップなどに入れておきます。
後は菌糸カップ等に幼虫を入れます。
卵も出てきます。慣れると卵のある場所は
割ってて直ぐに分かります。
出てきた卵はカップにマットを入れ、側面に穴を
掘り卵を入れ♀が噛み砕いたオガを入れます。
普通はケースから材を取り出し数週間してから割出しますが、私は面倒なので直ぐに割って
しまいます。当然卵も沢山出てきますがマットに入れておけば100%近く孵化します。
初令から小さな容器(例えば60ccカップ)で飼育すると、幼虫はエサの許容範囲を感じ取り
急いで加齢を進めていくので、2令の時期が短く頭幅の小さい3令幼虫になってしまいます。
大事な幼虫は最初から菌糸ビンに入れた方が期待は出来ます。私は最初に450cc〜600ccの
菌糸ビンに大事な幼虫を入れています。♂なら投入2ヵ月後で20g前後まで成長します。
後のビン交換時に♂は1000〜2000ccに、♀は450〜600ccで十分です。最終交換時に
♂25g位で75mm、♀12g位で50mm近くの個体が羽化します。
3令後期の黄色くなった幼虫は交換のショックで直ぐに蛹室を作り始める幼虫がいますので
最後のビン交換は(通称、捨てビン)は状態にもよりますがマットにした方が体重の減少が少ない
感じです。新しい菌糸ビンだと環境を調整しようとより多くのフンを出し、蛹室を作ってしまいます。
又新しい菌糸ビンの詰め方がゆるいと暴れる幼虫も出てきます。
この見極めは難しいので自分で経験してタイミングを掴むしかありません。
別に側面に入れなくてもいいのですが
孵化を確認出来るので側面に入れてます。

初産の卵は後に生まれる卵より大きくて大型を狙えると言う方もいますが、私は違うと思います。
自然下では♀が1年1化、♂が2年1化で羽化します。だから必然的に♀を先に産む遺伝子を受け継いでいると思います。
その為に初産の殆どが♀幼虫になります。統計は取ってないのですが初産10頭中7〜8割が♀です。
同じ大きさの初令幼虫を菌糸ビンに入れ、良く食べて先に3令になるのも♀です。



幼虫の性別判定法


一般的なのは♀の卵巣の有無で判別します。
左右対称に黄色の斑点(卵巣)があれば♀です。
2令中期頃から見えてきます。しかし脂肪で卵巣が
見えない幼虫もいます。3令になれば頭幅である程度
判断出来ますが、もっと確実な見分け方があります。
これは3令♂の尻部です。丸の中に注目してください。
♂だとが見えます。2令時なら点に見えます。
これは3令♀の尻部です。がありません。
この判別の仕方は3令だと容易ですが、2令だと中々
幼虫が体を開いてくれなく、ルーペが必要です。
皆さんも1度自分の幼虫で確かめて見て下さい(^^)v
尚、必要以上に幼虫を触っていると、弱ってきて最悪
★になる場合もあるので御注意下さい!

私はこの判別方法でも未だに100%当てた事はありません。
一番難しいのが、線の無い12〜14gの♂幼虫で、
大型♀だと確信していても、蛹になったら♂だったという
事が毎年あります^^;





露天掘り

蛹室内が湿気が多くなり蛹に水滴が付くと、羽化せずに蛹のまま★になる事があります。
そういう場合は蛹室の上部を取り除く事(通称、露天掘り)をお勧めします。
やり方は蛹室上部を開けて蛹を取り出し、蛹室内に落ちたカスを取り除いた後、蛹を戻します。
注意点としては蛹化後数日して体の固まった蛹で慎重に扱いましょう。
これにより当然通気が良くなり、無事羽化します。
またビン底に蛹室を作ると、羽化時に体液の逃げ場が無くなって羽化不全やディンプルが出来てしまう事があります。
この場合も露天掘りをしてビン底に湿ったマットを押し固めると良いでしょう。
人工蛹室を使うのも良いですが、このやり方で綺麗な個体で羽化します。